t4i’s blog

はい、チーズ。写真を撮るか。チーズを渡すか。ここが運命の分岐点。

河下に交わした革下着

【どうも。】

 

朝の通勤ラッシュの最中にスマホ片手にブログを書くことは本当に稀だ。もはや初の試みだ。平日は毎朝2時間近くは最低でも公共交通機関を使用しているため、正直暇が過ぎるのだ。今日はそれが加速している。何故なら今、電車が動いていないからだ。「俺が代わりに運転しようか?」

と言いたくなるほど動かない。ボヤボヤしていてアナウンスを聞いていなかったため理由は知らないが、とりあえず動かない。もしかして超高速で進みすぎて止まっているように感じている?と錯覚するほどに動かない。電車が止まるせいで暇が加速するという超大爆笑ネタも去ることながら、目の前の座席に座ってる男性がスマートフォンをマナーモードにしないため通知が不定期でポロンポロン車内に鳴り響く。生憎、彼を蹴り殺す愛も勇気も存在しなかったので、無言で彼のケータイの側面に手を伸ばし無許可でマナーモードに設定した。は?みたいな顔で彼に見られたので

「シーッ!」

というジェスチャーをして事なきを得ました。彼って言っても推定年齢は俺の倍以上のオッサンなのだが。老人も老人で「若者が〜」と言う割にそういったマナー・モラル面に関してはお茶目である。表現をオブラートに包むことに成功した。

話は脱線したが、ちなみにまだ電車は動いていない。隣で吊革を握っている女の人は深くため息をついた。正直そんなに落ち込まないでクレメンス!wと思ったがそれぞれにはそれぞれの背負っているものがあるのだ。彼女はそれがたまたまリュックサックでは無かっただけの話だ。大変だね、社会人。と思いつつ進捗のアナウンスを待つ。

一生このまま動かなかったらどうしよう。カバンの中にはおにぎりが3つあるがそれでは1週間とも持たなかろう。確実に食料を奪い合うバトルロワイヤルが勃発する。乗客は皆敵。考え方を改めなくては。武器を取って國を作らなければこの止まった遅延電車に未来はない。

 

ゆっくりと覚悟を決めるのと同じペースで、ゆっくりと電車は動き出した。

 

おしまい。