シャボン液にまみれる駅。足の生えた半導体で出来た街。
どうも。
なんだか今回の記事文法がなってないです。深夜3時ってことを言い訳にさせてくれ。
扇風機がうるさくて寝れないが、消したら暑くて寝れない。
なんだか最近ブログを色んな人に見て頂く機会があり、大変嬉しい所存です。「せっかく面白いんだから冒頭とか挨拶で名前名乗りなよ!」と言われました。面白いと言っていただけてますます嬉しい所存であります。が、正直名前とか無いので皆さん各自で勝手に決めてください。僕もこれを読んでる皆さんの名前、勝手に決めるので。
今日、マックに行ったあと、駅のロータリーの喫煙所で煙草を吸っていました。喫煙者である友達の女の子と2人で喫煙所にいたのですが、友達の女の子は早々にiQOSを吸い終えてしまったので、僕がまだ半分も吸い終わらない頃にもう吸い殻を灰皿に捨てていました。なんだか寂しそうなマヌルネコのような顔をしていたので、可哀想になり自分の煙草を1本あげました。
「俺が生涯あげた煙草の本数が20本に到達したら箱で返してくれ〜。」
なんともみみっちい発言だが、お金が無いのでそこはきっちりしておこうと思ってそう言いました。するとそのマヌルネコさんは
「いや、次の給料日には返すよ!」と。
快い解答に対し、なんだか女の子に向かって器の小さい発言をした自分が恥ずかしくなり、対抗しようと
「まぁ俺が死ぬまでに返してくれればそれでいいよ。」
と、めちゃくちゃカッコつけて言いました。懺悔しますが、正直結構本気で大分なかなかカッコつけて言いました。これはさすがに決まった。ガンジーも拍手するくらい心の広いヤツのセリフ言った。心の広い人の発言第6位くらいのセリフだったな。そう思ってマヌルネコさんを見ると、彼女は火の付いてない煙草をくわえながら
「あの、ごめん、ライター貸して、流石に持ち歩いてない。」
そうだよな、iQOSだもんな。ライターなんて持ってないよな。なんか、ごめんね。ごめんね、なんか。何かを隠すためにカッコつけるくらいなら、死ぬほどダサくても気配りのできる男になろうと思いました。
なんだかそんな手応えとリザルトのギャップが自然と笑いに変わりました。
その後、マヌルネコさんに加えてもう1人カワウソさんが合流したので3人で駅の近くの広場でシャボン玉で遊びました。駅の近くということもあり、人通りもそれなりにあったのですが、みんなスマホに夢中でシャボン玉には目もくれませんでした。せめてこんな老けた幼稚園児どもを怒ってくる大人がいてもいいのに、それすらもない。別に誰かに構って欲しくてそこでシャボン玉を吹いていた訳では無いのですが、なんだか寂しくなりました。こうなってくるとそろそろちょっと誰かに気付いてほしくて、振り向いてほしくて、マヌルネコさんやカワウソさんがシャボン玉に飽きても、1人でシャボン液が尽きる最後の最後までシャボン玉を吹き続けました。夏の夜風に吹かれるシャボン玉より綺麗なものが小さい画面の奥にあるなら、その方がその人が幸せならいいか。そういう結論に至りました。大人に向かう退廃的な夜。これもまたひとつ妥協が必要そうだと言い聞かせなければいけません。
おしまい。