t4i’s blog

はい、チーズ。写真を撮るか。チーズを渡すか。ここが運命の分岐点。

若者が散らばした破片を片付けるのが大人の仕事だ。俺もそろそろ。

高2の冬、体育の授業でマラソン大会の練習のため公園を走っていた。クソ寒い中半袖短パン(自分の通ってた高校は何故か男子の短パンが特に短かった)で白い息を吐きながら途方も無い距離を走った。

そんな中、友達2人がアイドルの話で盛り上がっていた。乃木坂だかHKTだか、その時の俺は何もわからず「へぇ〜。」くらいに話を聞いていた。そういや俺も昨日テレビでなんか見たな、真ん中で踊ってる人かっこよかったな〜。当時「センター」なんて言葉もろくに知らないくらいアイドルに興味が無かったので、この2人に聞けばなにか手掛りが掴めるかもしれないと思い試しに聞いてみた。

「昨日俺もなんかテレビでさ〜、見たよ、何とか坂。真ん中のショートカットの人かっこよかった。」

「あ〜平手ね、俺は欅そんな好きじゃないから分かんないけど笑」

とりあえず「平手」というのと「欅」というキーワードを得た。早速、家に帰ってからその2つのワードを元にインターネットで色々調べてみた。

どうやら「欅坂46 平手友梨奈」らしい。更に調べていくと「サイレントマジョリティー」や「不協和音」などなんだか聞いたことあるような曲名がちらほら見えた。まぁとりあえずここまで調べたからには1曲聴いてみっか。そう思いYouTubeで不協和音のミュージックビデオを見て驚いた。ミュージックビデオではセンターである平手友梨奈にカメラがフォーカスされ過ぎていた。

「えっ!?こんなにメンバーいっぱいいるのに平手友梨奈がこんなにカメラに映ってていいの?!センターだから!?人気なのかな!?ずっと映ってる…」

知らないことだらけで終始驚いていた。自分の思っていたアイドルとは表情も違ったし、振り付けも想像と違った。でもなんか、かっけぇな。映像に集中してどんな曲だったのかしっかり聴いていないことに気付きもう一度再生した。ちゃんと聴いてみたら歌詞にも刺さるものがあった。当時高校生だった自分には同年代の歌うザラついたリリックに心を揺さぶられた。歳の近い少女たちが見えない力に強く押さえ付けられる苦しい状況に真剣に立ち向かう姿勢が死ぬ程かっこよく見えた。特に平手友梨奈はその集団の中枢を担う核のように見えて、自分の目には主人公のように映った。調べてみたら平手友梨奈は自分よりも歳がひとつ下だった。自分よりも歳下の女の子が疑問とパフォーマンスを織り交ぜて大勢の観客にぶつけて、訴えかけて、魅了している姿にあまりにも感動した。

それからというもの、平手友梨奈が出演する番組は必ず録画するようになったし、平手友梨奈が表紙ならどんな雑誌でも買った。

そしてその頃「ガラスを割れ!」がリリースされたタイミングだった。ガラスを割れ!を聴いた時にまた、不協和音を聴いた時の感情が蘇ってきた。この荒くて繊細な闘争心、聴いていて勇気が湧いた。平手友梨奈は冒頭からブラウン管を蹴り捨てて廃墟をのたうち回った。(詳しくは是非MVを見てね!)自分が見たかった平手友梨奈が暴れ回っているのを見れてとても嬉しかった。あの感動は今でも忘れない。あの曲に表現として多く登場した犬は今の自分にも大きく影響している。

そんな自分に多くの影響を与えた平手友梨奈が先程、欅坂46の脱退を表明しました。たとえ卒業じゃなくても自分は拍手で見送ってあげたいと思います。みんながなんと言おうと自分の中では平手友梨奈は1番のアイドルでした。たくさんの勇気をありがとうございました。

 

ここまでまとまってない文章自分でもすごく嫌だけどなんかもう文字打ちまくってたらなにが何だかわかんなくなったので今日はここまで。

またね。

 

おしまい。

 

 

f:id:t4i:20200123230937j:image